電気の検針の紙と一緒に「四国電力からのご報告です」という紙が入ってた。
福島原発の事故を受けて、伊方原発での新たな対策についてのようだ。
以下書き出し。
「 太陽光発電 」一覧
太陽光発電導入計画 その4
太陽光発電導入計画 その3の続き
さっさと書けと言われたので、まとめて工事~連係まで書いちゃおう。
去る2010年12月12日、13日と設置工事がありました。
数日前に足場組みがあり、初日は屋根へのパネル設置。朝9時ごろに業者の人が来て挨拶。ゴトゴト、ガリガリ、瓦を外したりネジを打ち込む音・・・。午後3時ごろには終了して帰っていきました。
ブログネタにでも、と足場を登ってみてみると・・・・。
パネルの設置方向が違う!!!!!
我が家はこんな感じの屋根なんですが、当初の見積もりでは、南側にあたる(1)と(2)にパネルを設置だったのですが、登ってみてみると(1)と(3)に設置してある・・・。
(3)の方向は北側ですので設置しても無駄。
というより、北側に設置するとメーカー保証が受けられないと見積もり段階で言われていた。朝の挨拶の時にちゃんと確認しておくべきだった。と後悔しても遅い。
工事業者の電話番号なんてわからないのでメーカーの担当者に電話。
数十分後、帰宅途中の業者が戻ってきて話し合い。メーカーと電話しながらあれこれ
メーカー : 今日中にやりなおして!
業者 : (1)、(2)に設置は無理
メーカー : できるはずだからやれ!
なんかしらないが、長方形なパネルには向きというものがあるらしく? 90度回転させると設置できるが、それだとパネルの落下の危険性があるとかなんとか。
業者の認識が間違っていたのか無理やり回転させて取り付けたのかはわからないが、陽も落ちて真っ暗になった午後6時ごろ工事完了。今度は確認を依頼され見積もり通りの設置方向に。落下の危険については大丈夫です!と業者は言っていたが大丈夫だろうか・・・。
原因として考えられるのは、
・中途半端な工事計画書
(ちなみに見せてもらった工事計画書の図面は、方位記号は書かれていたが、屋根が中途半端にしか書かれておらず、確かに見間違える感じではあった。でも普通北側につけないでしょ・・・。)
・現地調査した業者と実際設置する業者が違う
(現地調査の業者と意思疎通出来ていても、施工業者には伝わっていない)
教訓 : 工事前に工事内容について意思疎通と確認をしておくこと。
翌日・・・。
朝から雨の一日。2日目は宅内工事と屋根パネルの接続だったが、雨のため宅内工事のみに。 朝8時過ぎに4人来られました。
屋根のパネルで発電される電気は直流のため、家庭内で使えるように交流に変換する必要があります。それがインバーター。パワーコンディショナーと呼ばれる奴だ。
大きさは小型のエアコンサイズ。洗面所のブレーカーの横に設置。壁内から床下を通り屋根のパネルへとケーブルが伸びます。
こちらは現地調査に来ていた業者の人だったため問題なく終了。仕上がりはとても綺麗。
数日後、別件で在宅してると残りの宅内工事をしたいとアポなし訪問。たまたま近くに工事があったので寄ったらしい。在宅中でよかったな!
屋根のパネルとパワコンの接続を完了。モニターで発電しているのを確認!!!
1.3kWぐらいでした。冬だし曇りだしこんなものなのかな?
で、今日から発電生活だ!と思ったら、四国電力との連係が終わるまでは発電しちゃだめらしい。連係はいつですか?と聞くと、早くて1週間、遅いと1か月らしい。これは電力会社の気分しだい。1週間なら年内に間に合うが、年明けてしまうのではないかという不安。
年があけて、2011年1月13日 やっと連係日。年内工事なので年内に連係するって話だったが連絡来たのは1か月後。
当日は四電の人が二人と、宅内工事をした業者の人が一人立ち合いに。
またここで問題発生。
買電メーターが逆流防止機能付きのものに変更されていないことが発覚。以前からついてる普通の電気メーターではダメらしく、連係日までに逆流防止機能付きのものに交換されていないとダメなのに、電力会社の連絡ミスで下請けに話が行ってなかったようだ。一連の工事でここまで問題発生するとちょっと不安になるね・・・。
運よく対応メーターの在庫があるらしく、メーターを運んでもらって四電の人自ら工事。
そのあと宅内の工事が申請通り終わっているかチェックして、連係完了
売電に関する契約書や説明書などもらって終了。
見積もりから3か月強。やっと発電開始となりました。
次回は、発電状況と、導入してみて思ったことをまとめてみようと思う。
次回はいつだ?
太陽光発電導入計画 その3
太陽光発電導入計画 その1
太陽光発電導入計画 その2 の続き
更新すっかり忘れてたね。
もう1ヶ月以上になる 10月31日に現地下見+本契約しました。
現地下見は実際に工事するときに何が必要か。とかそういった類の物らしい。
●予備瓦があるかどうか
最近の住宅だと屋根瓦を釘で屋根に固定してるらしく、太陽光パネル設置の時に瓦を外すのた大変で、場合によっては数枚割る必要があるらしい。(最初の1枚を割らないと釘が抜けない) 予備瓦があるとそれを使えるし、無くても似たような瓦を用意してくれます。ただし色は多少違ってくるようだ。違った色のはパネルの下に使うので設置後には目立つようなことはないけど。あと設置方法によっては支持瓦を使うので割っても支持瓦分で代用できるということも。
我が家は築15年ぐらいの建物だったので瓦固定釘は使ってなかった模様
●屋根の垂木の間隔
パネルを載せるフレームは屋根の垂木に直接固定して耐風性をあげるらしい。そのためどこに垂木があるかが大事。屋根剥がせばわかることだが工事日当日に予想と違うと面倒なので、あらかじめ調査するらしい。
そのため屋根裏を見たいといわれた! 無理無理押入れ一杯で、部屋も掃除してない!猫トイレ臭うよ! 幸い図面があったのでそれで垂木の位置を確認してOKがでた。本当は屋根裏実際に見たほうがいいんだろうけどね。
●屋根の状態
あまりメンテしてないと瓦が腐食してたり住んでると気づかない程度の雨漏りしてたり。そんな場合は設置に注意が必要。そのためのチェック
●実際の屋根の寸法
まず無いことだけど、図面と実際の屋根の寸法が違ってる場合も。一応実際にはかってチェック
そんな感じで下見は終了。問題なさそうです。
次は本契約。見積もりと特に変わることはなく、補助金申請の代行もしてもらうのでその書類や、8年保守点検の契約書類他いろいろ判子。印鑑登録証が必要でした。あと収入印紙300円?か400円分が1枚。
支払いは現金でもギリギリいけたけど、年末なんかあるとこまるので夏のボーナス一括払いに。一括なのでもちろん金利0%でした。
年内には工事できるようにということだったのですが、12月12日(日)~13日(月)になりました。つまりこれ書いてる今日ですな。いま屋根の上で瓦剥がしてる音がします。
次回、実際に工事始まったの巻
太陽光発電導入計画 その2
太陽光発電導入計画 その1 の続き
5社の業者さんに出した見積もりがある程度で揃ってきたので、比較検討してみた。
予想していたよりはあまり枚数が乗らないようで残念。
あとそれまで考えていた、IHとエコキュートも含めたオール電化はやらないことにした。
シミュレーションみていると、プロパンガスの使用量が比較的少ない生活をしているようで、オール電化に切り替えるよりも継続してガスを使った方がコスト的には安いようだ。
IHとエコキュートは将来ガス湯沸かし器が故障したときに切り替えることになった。
ちなみに我が家の立地条件
高知県 海抜300m 南向き0度 切妻和瓦 屋根勾配21.8度
A社 Sharp 2.608kW
パネル ND-163AW 16枚
パワコン JH-S0C2
カラーモニター JH-RWL2
ケーブル・架台・設置工事費その他もろもろ合わせて、 1,669,500円
応対はとてもいい業者さんで、ここには載せていないが見積もり額も細かくきっちり出してくれた。しかし、3kWは最低載せたいという希望があったので悩む。同じシャープの191Wパネルだと枚数が載らないようで163Wパネルでのご提案ということだった。
全国展開のB社からは提案という形ではなく各パネルメーカーの試算をいただいた。
現地調査は無くFAXで家の図面を送り、翌日見積もりがPDFでメールされてきた。
B社 Sharp 2.608kW
パネル ND-163AW 16枚
パワコン JH-S0C2
カラーモニター JH-RWL2
ケーブル・架台・設置工事費その他もろもろ合わせて、 1,600,000円
A社と違って現地見積もりはせず、家の図面FAXで送っただけの見積もり結果なので、実際はもう少し別料金があるのかも?とは思ったがA社よりは安い見積もり額
B社 カナディアンソーラー(CSI) 2.66kW
パネル CS5A-190M 14枚
パワコン CS-3000J
カラーモニター 不明
ケーブル・架台・設置工事費その他もろもろ合わせて、 1,600,000円
190Wパネルっぽい。しかし1枚が大きくて枚数はsharpに比べると少なくなるようだ。
B社 東芝 2.94kW
パネル SPR-210N-WHT-J 14枚
パワコン TPV-PCS0400A
カラーモニター TPV-CM001A
ケーブル・架台・設置工事費その他もろもろ合わせて、 1,950,000円
単結晶・210Wパネル たしか発電効率?は見積もり時点で世界最高だったはず。
ちょっとお高い。
B社 サンヨー 3.28kW
パネル HIT-B205J01 16枚
パワコン SSI-TL40A4
カラーモニター STK-RCS-PCM2C
ケーブル・架台・設置工事費その他もろもろ合わせて、 2,250,000円
設置面積あたりではたぶん世界最高のHITパネルだが、、、高い
C社 サンヨー 3.28kW
パネル HIT-B205J01 16枚
パワコン・モニターもろもろ不明 税抜 65万円/kWだそうだ
地元企業。詳細な見積もりを頂く前にkWあたり65万円にしますとお話を頂く。 単純計算で 2,132,000円
サンヨーにしては安いかなとは思うが、よく聞くと税抜き。ということは 2,238,600円
全国展開なB社に比べると頑張ってはいるけど、J-PECの補助金を貰う条件が「システム価格の上限が1kW当たり65万円以下であること」 税込で超えたらどうなるんでしょうかね・・・。
D社 サンテックパワー 3.12kW
パネル STP195S-24/Ad+ 16枚
パワコン GP27A
カラーモニター GP-PCM2-M
ケーブル・架台・設置工事費その他もろもろ合わせて、 1,690,000円
kWあたり541,666円と安い。ただしパネルは中国メーカー。まぁ東芝もカナディアンソーラーも海外製ですが。サンテックパワー自体はパネル生産容量世界1になったらしいので中国産といってもうさん臭いメーカーではない。日本にも長野に工場があるっぽい。
E社 ホンダソルテック ??kW
薄膜がどの程度の物か見積もりだしてみたけど、お返事が遅かったので見積もり額見る前に余所で決定しちゃいました。ごめんなさい。
薄膜はパネル表面温度上昇による発電量減少の割合が少ないので、夏暑い地方でも有利のようだが、面積あたりの発電量は単結晶に比べると低いため、屋根が広いお宅じゃないと微妙だと思われる。我が家にはちょっとだめだったかも。
ということでいろいろ比較して、C社のサンヨーとD社のサンテックパワーで悩む。
サンヨーのHITパネルは単結晶と薄膜のハイブリッド
多少の雨が降っていても薄膜で発電ができる。しかし薄膜の性能が10年後から落ちてくるという話も・・・。まぁ最初期にパネル乗せた人がやっと10年たつぐらいだからなんとも不明な話。10年間でパネルの質もあがってるだろうし・・・。現状設置面積に限られる日本の住宅では断トツでこれがおすすめ。しかし高い。
サンテックパワーは単結晶。Sharpが撤退?した単結晶の技術を買い取ったという話もあるが、MSK株式会社(現サンテックパワージャパン)がSharpのパネル作ってたのと関係あるのかな?
パネルの質は断然サンヨーが上なのはわかってるがお高い。 そしてC社はサンテックパワーはサンヨーよりも3割性能が落ちると言い切った。うそくせー
ネットで発電量比較してるサイトも多いので調べてみたが、ワットあたり1割程度サンテックパワーが劣っている感じ、さすがに3割も落ちては無い。
心配な点というと、サンテックパワーは3.12kWの設置に対してパワコンが2.7kWタイプ
話を聞くと3.2kWまでは2.7kWタイプのパワコンを適用するらしい。単純に考えると84.3%の効率。
サンヨーがカタログ値よりも1割いいと計算して 3.28 x 1.1 = 3.608kW
サンテックパワーが2.7kWしかダメと想定すると、相対的に74.8%
(サンヨーがとてもよくて、サンテックパワーがダメダメとした想定)
C社がいう3割落ちるという話も大げさに言えばあてはまるのかもしれないが・・・。
しかし、カタログ値信用しないことには比較すらできないので、結局お値段と設置システム量でみることに。
サンヨー 3.28kW 2,238,600円
サンテックパワー 3.12kW 1,690,000円
548,600円の差額はでかい。
カタログ値でのシステム設置発電量の差が0.16kW
55万弱の差額を補えるほどの発電量の差はないだろうと判断
(10年スパンで考えて、サンヨーがサンテックパワーよりも月4,571円も多く売電できるのか?無理じゃね?という結論)
ということでD社のサンテックパワーに契約しました。
次回、現地見積もりと支払方法を決定したよ。の巻
太陽光発電導入計画 その1
郊外というには緑が多すぎる団地に引っ越してきて1年半
最近やたらと団地内で屋根にソーラーパネルを設置するお宅が増えてきた。
60~70軒のうち、設置したお宅が6軒ほど。10軒に1軒の割合!!
それもここ1年ぐらいにどんどん設置した感じ。
ちなみに太陽光発電ってなんぞーって人はここみるといいよ
太陽光発電協会
ご近所様に話をいろいろ聞いてみると、、、
- ・設置と一緒にプロパンガスを止めてオール電化にしたので光熱費が下がった
- ・今年の夏は雨が少なかったので、売電でかなりの黒字
- ・節電に対する意識がかなり変わった ←これがとてもでかいらしい
などなど・・・
ちなみに我が家の構成や生活環境は…。
- 構成人数3人 (実質2人) + 猫4匹
- 基本的に日中は誰も電気を使わない。特に俺は超夜型生活
- 風呂・食事の時間帯もバラバラ
- 24時間稼働しているPCが2台。最大4台
そしてこれが年間電気使用量
夏と冬が使用量上がる感じ。夏はクーラー、冬はヒーターやコタツかな。
金額にすると月12000円~16000円といったところ。
これにガス代が毎月4000~7000円ぐらい。(冬の方がお湯使う量が多いのでガス代も増える)
大体月に1.6~2万円近く光熱費に払っている計算。
毎月光熱費払うのなら、その分でオール電化の導入費に回してみたら。という考え
よーするに、毎月賃貸で住宅費払うよりも、一戸建て買って同じ支払い額のローン組むようなもの。(これは異論ある人もいそうだけど)
ということで数社に見積もりに来てもらうことにしました。
懸念事項
- ソーラーパネル+IHクッキングヒーター+エコキュートの工事費含めた導入費用
- オール電化後の光熱費と売電価格
- 導入費用が何年で回収できるか
エコはエコでも、ecologyではなくeconomy
次回、[見積もり結果で考察の巻](https://psychedelic.lies.jp/2010/11/2011-11-06_1.html)