ルータのDHCP機能にHOME SPOT CUBEの固定IPを払い出しさせる

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前回のau HOME SPOT CUBEのエントリーでもうちょっと詳しく!とのコメントを頂いたので、できる限り頑張ってみる。

ご注意

記載内容については間違いのないように確認していますが、設定する機器や環境によっては表示内容や設定方法が異なります。またルータやHOME SPOT CUBEの設定を間違えるとインターネットに接続できなくなることがあります。当サイトでは責任を負えませんので、各自責任を持てる方のみ実行してください。

参考としてルータのマニュアルリンク集

NTT西日本 Bフレッツ・フレッツ光プレミアム・フレッツ光ネクストCTU内蔵ルータ
接続・設定方法|フレッツ光公式|NTT西日本
http://flets-w.com/support/setting/ (リンク切れ)
NTT東日本
ADSL ADSLモデムルーター
http://flets.com/dotnet/setup_modem.html (リンク切れ)
フレッツ光 対応ルーター|フレッツ・ドットネット|フレッツ光公式|NTT東日本|多彩なIPv6コミュニケーション「フレッツ・ドットネット」
http://flets.com/dotnet/setup_router.html (リンク切れ)
NECアクセステクニカ
マニュアル | ダウンロード | AtermStation
バッファロー
マニュアルダウンロード 製品一覧 | BUFFALO バッファロー
コレガ
マニュアルダウンロード ブロードバンドルーター | コレガ
Planex
製品マニュアル|PLANEX

各メーカーによってIP固定払い出しの名称も違うので、調べてみた限りでの各メーカー呼称を書いておきます。
基本的にはDHCPサーバ機能の下位に固定払い出し設定があると思います。

NECアクセステクニカ Atermシリーズ
DHCP固定割り当て設定
バファロー AirStation
DHCPサーバ機能(IPアドレス自動割当機能 → リース情報 手動割当設定
Planex
固定DHCP IPを有効 , 固定IPアドレスの割り当て etc
コレガ
LAN側設定 → DHCPサーバPCデータベース
or
アドンバスド設定 → DHCP設定 → 固定IPテーブル

私のネットワーク環境

我が家のネットワーク機器

左から玄箱HG、CTU、ひかり電話対応VoIPアダプター、ONU

回線
NTT西日本のフレッツ光プレミアム ホームタイプ
ONU
GE-PON<0>C タイプD<1>2
CTU (ルータ機能内蔵)
CTU 100M<S> 住友製?


まずはau HOME SPOT CUBEで正常にWebアクセスできるか確認

下図のような構成でインターネット接続している場合を想定して説明していきます。

インターネット
  ┃
ルータ(ルータ機能内蔵モデム)
  ┃
au HOME SPOT CUBE
  ┃
設定作業をするPC

まずは作業するPCで正常にインターネット接続されていて、YahooやMSNなどが表示されることをまず確認してください。
正常に表示されない場合はHOME SPOT CUBEの説明書通りにセットアップしましょう。

それではau HOME SPOT CUBEの設定画面(WebUI)にログインします。
HOME SPOT CUBEの説明書 P.66を参考に、ブラウザのアドレスバーに192.168.0.254と入力してENTERを押します。
IPアドレスが正しければ、ユーザー名とパスワードを入力するダイアログが出てきます。

出てこない or 表示されませんでした or bingの検索画面が表示された場合は、別のIPアドレスを試してみましょう。
192.168.1.254 や 192.168.24.254 などでつながる場合があります

どれが正解かはご利用のルータによって違ってくるので、設定画面のログインダイアログが出るまでいくつか試してみてください。
私の環境(NTT西日本 フレッツ光プレミアム)では 192.168.24.254でログインダイアログが表示されました。
Buffaloのルータの場合だと192.168.11.254 や192.168.12.254でつながることもあるようです。

コマンドプロンプトからネットワークアドレスを知る方法もあります

2012-04-22_ipconfig

コマンドプロンプトから ipconfigを実行


WindowsVista / Windows7の場合
スタートメニュー → プログラムとファイルの検索 → cmd と入力して ENTER

WindowsXPの場合
スタートメニュー → ファイル名を指定して実行 → cmd と入力して ENTER

コマンドプロンプトの黒い画面が起動したら ipconfig と入力して ENTER

左の画像でオレンジで囲んだIPアドレスを控えてください。この画像の場合だと作業しているPCに 192.168.24.57 というIPアドレスが振られているので、HOME SPOT CUBEは192.168.24.254でアクセスできるはず


HOME SPOT CUBEにログインしてログを確認

無事HOME SPOT CUBEのログインダイアログが表示されたら、そのIPアドレスをメモっておいてください
私の場合だと、192.168.24.254 をメモしておくことになります。

説明書P.66に書かれているIDとPasswordでログインします。

2012-04-22_login1

HOME SPOT CUBEの設定画面ログイン直後

ステータス表示を確認
ルータを利用している場合はHOME SPOT CUBEの動作モードはAPになっているはずです。
もし動作モードがRouterになっていたら、HOME SPOT CUBEの裏面にあるスイッチがAUTOになっているか確認を。
スイッチ変更した場合は電源を一度抜いてリセットしてください。
それでもまだRouterの場合は、上位ネットワークにルータが存在してない環境かもしれないので、そもそもこの固定IP割り当てをする必要がない可能性があります。


ログの表示

上部の[本体設定]をクリック → 左側の[ログの表示]をクリック

初期状態では[ログを表示しない]の方になっているので、[ログを表示する]にチェックを入れて[適用]を押します。

再起動を促されるので[再起動]のボタンをクリックします。しばらく待つと再起動が終了するので、再度、[本体設定] → [ログの表示]をクリック
これでログが表示されます。

ログに
DHCPサーバからIPアドレス取得できました
KDDI暗号設定が失敗しました
KDDI暗号設定が失敗しました
KDDI暗号設定が失敗しました
などと表示されている場合は1時間ごとの切断に悩まされている状態だと思います。

2012-04-22_log

対策済みのログ表示画面には「KDDI暗号設定が失敗しました」のログが残っていません

対策済みのログ表示はこのような感じになります。

ルータにログイン

使用しているルータによってDHCPのIP払い出し設定の表記が違うことがあります。私の場合はNTT西日本から貸与されているCTUに内蔵されているルータ機能を利用しているため、ここではその場合の説明になりますが、各自利用しているルータの説明書などを確認してルータへログインを行ってください。

NTT西日本 フレッツ光プレミアムCTU 100M<S>の場合のログイン

スタートアップツールを起動し、画面左下にある[設定・変更]をクリックすると出てくるウィンドウの、[CTU設定]をクリックします。

2012-04-22_fletstool

フレッツスタートアップツールからのCTUログイン

InternetExplorerが起動するので、ログインします。

左側のメニューにある[詳細設定]をクリック

2012-04-22_ctu01

左側メニューの詳細設定をクリック

詳細設定ページのメニューにある[DHCPサーバ機能設定(LAN側固定IP払い出し)]をクリック

2012-04-22_ctu02

DHCPサーバ機能設定(LAN側固定IP払い出し)をクリック

●DHCPサーバ機能設定(LAN側固定IP払い出し)の右側に[追加]ボタンがあるので押す

払い出しIPアドレスとMACアドレスを登録する画面になるので
払い出しIPアドレスには、HOME SPOT CUBEの設定画面を開くときにアドレスバーに入力したIPアドレスを。
MACアドレスには、HOME SPOT CUBEの底面に書かれてある MAC[Internet] の右側に書かれてある12文字の文字列を
2文字ごとにコロンで区切って入力します。
例)ABCDED123456 → AB:CD:ED:12:34:56

2012-04-22_ctu05

割り当てたいIPアドレスとHOME SPOT CUBEのMACアドレスを入力


入力したらOKを押します。

無事登録されていれば[DHCPサーバ機能設定(LAN側固定IP払い出し)]のところが変わっているはずです

2012-04-22_ctu04

無事登録できました

登録を確認したら、左側メニューの[戻る]ボタンを押します。

さらに左側メニューの[設定反映]ボタンを押します。
変更内容確認画面が出るのでOKを押します。
処理が終わったら、HOME SPOT CUBEの電源を1度抜いて再起動させます。

2012-04-22_ctu06

変更は適応されないと有効になりません

これで設定は完了。あとはustreamやニコニコ生放送など常時ネットアクセスしていて切断に気づきやすいサイトを表示したりして、切断されないか注視してみてください。

NTT西日本フレッツ光プレミアムじゃない人は

詳細に手順を書くことがさすがにできないので、お使いのルータの説明書を手に上の手順を参考にしつつがんばってみてください。
大抵のルータにはDHCPサーバ機能は搭載されているはずですが、搭載されていてもIP割り当てを払出せないルータもあります。
またDHCPサーバ機能が無効にされている場合も登録はできません。デフォルトでは有効になっていることが多いですが、必要があって無効にしている可能性もありますので、プロバイダやネットワーク管理者に確認を取った方がいいかもしれません。
また、CATV接続や光対応マンションのVDSL環境だとDHCPサーバ機能への登録ができないことがあるかもしれません。

間違いなどありましたらコメントいただけると幸いです

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コメント

  1. naoki より:

    詳しく説明していただきありがとうございます
    私は、auoneからのレンタルで、Aterm BL172HVというのを、
    使っているのですが、説明していただいた、設定ができそうもありません・・・
    auの対応を待つか、教えていただいた設定のできるルータを、購入するか、
    考えてみます。
    ありがとうございました。

  2. psychedelic より:

    「Aterm BL172HVはAterm BL170HVにVDSLモデム機能が付加されたもの」ということなのでBL170HVの機能詳細ガイド http://www.aterm.jp/function/guide8/model/170/k/index.html を見てみました。DHCPエントリ設定という名称で機能自体はあるようです。
    ただ、割当数が1~64までとなっているので、192.168.0.254に合わせて割当範囲を設定すると、ひかりTVやひかり電話も利用している場合に不具合がでるかもしれません。

    通常は、初期値のままでお使いください。間違えると接続できなくなります。
    と書かれているように設定を間違えると接続すらできなくなりますので、HOME SPOT CUBE側のファームアップを待つ方がいいかもしれませんね。

  3. naoki より:

    ありがとうございます
    ファームアップを待ってみます。