シルバーウィーク期間と翌週の日曜日にかけて、以前田植えした田舎の稲刈りをしてきた。
最近ではコンバインを使って刈り取りと同時に脱穀をして乾燥させるのが主流だが、祖母宅は昔ながらの天日干し。
コンバインだと2,3日で乾燥まで終わってしまうが、はぜ掛けだと脱穀まで最低でも1週間はかかってしまう。
「はぜ」 一般的には稲木というらしいが、刈って束ねた稲を乾燥させるためのもの。細めの竹を3本使い三脚にして並べたものに、長い竹を渡らせてそこに稲を掛ける。
はぜで天日干しした方がおいしいらしく、コンバインで収穫した機械乾燥の物よりも30kgあたり数千円高く売れるようだ。また、コンバインだと刈り取りと同時に稲わらを裁断して田に撒いてしまうが、はぜ掛けだと稲わらが長い状態のままなので、競走馬の寝ワラ用など引き取り手があるようだ。
もちろん全部引き取られるわけではなく、稲わらを裁断して田に撒いて次の年のための栄養分にもする。
はぜ掛けでの天日干しは良い点が多いが、なにせ手間がかかる。
一条刈りのバインダーで刈っていき、刈り終わると竹を組んではぜを作り、稲束を拾っては掛け、拾っては掛け、
何百回もスクワットをしているようなもので、ひざと腰と腕の疲労がすごい。
また、無農薬らしく大中様々な動物がわんさか。今年生まれたっぽい2cmぐらいのイモリや、コガネグモ系のクモやカメムシやバッタ、キリギリスっぽいもの、、、さらに飛んでいる羽虫をとらえに来たトンボも大量に寄ってくる。
ムシが苦手な人には無理な感じ。
掛けて3日ほどお天気が続けば脱穀の作業になるが、休みの日程が合わなそうなので手伝いには行けないかも。
脱穀は作業としてはそこまで重労働ではないので大丈夫だろう・・・。
まったく稲刈り風景の写真がないのは、がっつり体動かしてて休憩中に写真を撮る気力などなかったのだ。