時は8月26日午前3時半
例年にない夏の暑さでエアコン入れてなかった自宅のサーバーが熱?で死亡
HDDを取り出したり電源を交換したり、結局マザーボードのSATAコントローラー関連の不調と判断して、ケース開けたまま部屋にデスクトップPCを放置していた。
その横でノラちゃん(♀5歳 名前はノラだが野良ではない完全室内猫)が毛づくろいをしていた。
するといきなりの叫び声
猫のケンカのコピペでいうと
A「マーーーーーーーーオ!!!!!!」
B「マーーーーーーーオ!!!!!」
A&B「ギャフベロハギャベバブジョハバ」
の最後の部分
驚いて近寄ると足がPCケースに引っかかってるように見えた。必死にもがいているが外れず叫び続けている。なんとかせねばと手を出すと、がっぷり手を噛みつかれた。なんとか振りほどいてPCケースを傾けると足が外れた。
左足のかかとの部分が出血しているように見えたので部屋を明るくして確認してみると、、、絶句。
ひと目でわかった。これは病院で手術コースだ。
かかとの上部がスッパリと無い。
普段から触っているからわかる。ここは人間でいうアキレス腱の部分だ、そこが欠損している。ポタポタと出血もある。
夜間に急患受付してくれる動物病院を探すものの無し。
急患受付しているところも、普段からかかっているペットだけで、初診は不可。
そうこうしているうちに、幸い出血は収まって、猫も落ち着いてきたので朝9時診療開始まで待って車で15分ほどの動物病院へ
病院にて
幸いあまり混んでなく、5分ほどして診察室へ。
やはりアキレス腱が断裂しているようで、かかとの骨が突き出した逆T字型になっている。
骨に異常はなさそうだ。
ひとまず初診なので血液検査を行う。結果は白血球増殖以外は問題なし。(白血球はケガすれば増殖するのが通常)
即日縫合手術ということになったが、切れた腱の縫合は断念。やれないことはないが大手術+猫の運動量に耐えるまで回復はしないだろうとのこと。縫合しても後日また断裂する可能性がある。
9時過ぎに診察が始まり、血液検査、麻酔投与、手術終了したのが午前の診療が終わる12時過ぎ。
手術終わった時点で呼ばれて説明を受けたのだけど、なぜか避妊手術もされてた。ガーゼの上に転がる小指の先ほどの卵巣2個
いや確かに今の発情期が終わったら手術する予定だとは言ったけど、それは発情期だからお薬と麻酔のかかり悪いってことを伝えただけで、一緒に避妊手術をしてくれとも、するとも全くコミュニケーションなかったぞ。
麻酔が抜ける3時ぐらいに迎えに来てください。とのことで一時帰宅
無確認で避妊手術されたこともあり料金に対して心配をする…。
結局、他の猫の避妊手術でお世話になったところよりは施術料高かったが、一般的な相場だったのでまぁよし。
かかとは血流量が少なく治癒が遅れる+可動部であり、ちからがかかりやすい部位であり注意が必要
術後2日ほどエサをまったく食べず心配していたが、3日目から食べだした。
一週間後に経過観察の診断を受けた。経過良好。
現在
3週間たったわけですが
術後すぐは後ろ足1本だけで歩くこともままならず、左右にコテンコテン倒れていたが、
数日すれば慣れてきたのかぴょんぴょん飛ぶ感じで移動もしだした。
階段も上り下りできるし、50㎝程度の段差ならジャンプで上がれるようになった。
左足を使っていることもあるが、体重をかけるまでには至っていない。体重をかけても踏ん張れないといった感じだろうか。
今後ずっと片足が不満足な生活になるのだろうと思うと胸が苦しい
あの時ちゃんとPCケースの蓋を閉めておけば。悔やんでも悔やみきれない。
あと心配なのは、微妙に唇が無痛性潰瘍できかけているような。お腹にも好酸球性肉芽腫っぽいしこりがいくつかあるような…。次の経過診察で聴いてみるか
2014年1月現在
今後ずっと3足歩行かもー。って上で書いてましたが、完全に治癒したようで違和感なく走り回っております。
この前、家から脱走したんですがまったく追いつけなかった。
怪我した方の腱は、術後は途中から切れてるのが触ってわかったんですが、今ではつながってるうえに怪我してない足よりも太くなってます。
あと避妊手術したのもあって、体もまるまると大きく。
回復力すごい。
コメント
はじめまして。突然のコメント失礼いたします。
今我が家の猫が全く同じ症状で、左足のかかとが切れてしまい、アキレス腱が完全に断裂している状態です。
傷口だけ縫合してもうすぐ1ヶ月なのですが、アキレス腱を縫合する手術を今後受けるかどうか悩んでいます。時間も経っており、手術をしてもかなり難しいとのことですが、このまま三足歩行というのも心が痛く、しかしまた大手術を行うのも可哀想で…
切れたアキレス腱は自然治癒では元に戻らないとお医者さんに聞き、絶望していたのですが、こちらのブログを見て、回復されたと書かれていたので光が見えたように感じています。
こちらの猫ちゃんは、アキレス腱の一部断裂だったのでしょうか?それとも完全に断裂してしまったのでしょうか?
突然のコメントで不躾にすみません(>_<)
コメントありがとうございます!
アキレス腱は完全に断裂していたと記憶しています。「かかとの骨に近い部分で断裂しているため縫合が難しい。」という説明を手術前に受けた記憶があります。ただ術後に避妊手術をされていたことの方に気を取られ、腱を縫合したのかどうか聞きそびれてしまいました。回復後に触った感じでは腱はつながっているように感じられましたし、歩行やジャンプなども断裂前とまったく変わりなく行えてましたので、腱自体を縫合してもらえていたのかもしれません。
完全に余談ですが、この子は手術時の酸素吸入チューブによる口内のケガと術後の体力低下から口内炎を発症してしまいまして、いろいろ投薬したものの完治することはありませんでした。避妊手術と同時だったせいかもしれませんが、再手術での体力低下によるデメリットもご考慮ください。
とまと家の猫ちゃんが元気になりますよう心よりお祈りいたします!
お返事ありがとうございます!
そうだったんですか…それは可哀想なことになってしまいましたね。飼い主の同意なしに勝手に避妊手術を行ってしまうというのも驚きです。
手術による負担の方もかなり大きいとのことで、やはり再手術も考えものですね。
私も自分の不注意で怪我をさせてしまったので、心が痛いです。
とても貴重なお話を伺うことができました。
ありがとうございます(>_<)