世間的には記録的な雨量をもたらした台風ってことですが、当地では雨はほとんど降らず、かわりに風がすさまじかった。
夜半すぎに最接近という予報だったのだが、朝起きた時点ですでに風が強く雨戸を閉めないとまずいなと判断。その時点では台風の中心はまだかなり遠かったのだがもう風がこんなにも吹くとは、超大型台風の威力を思い知らされた。
続きを読む
「 自然 」一覧
稲刈り 2016
去年に引き続き、今年も稲刈りをしてきた!!
2016年の9月は異常ともいうべき長雨で稲の生育が遅れ、さらに10月に入ってからも台風の接近と秋雨により刈入れ時期が遅れに遅れた。
祖母宅の稲刈りは、刈った後に天日乾燥をするので稲刈り後4日ほど晴天が続くことが条件。また竹で組んだ干し台で乾かす必要があるため強風で倒れる恐れがある。よって台風の進路も考慮して稲刈り時期を決めなければならない。
しかし逆に稲刈り時期が遅れすぎるとコメが割れてしまうそうで、祖母は今年相当に稲刈り時期に気をもんだそうだ。
稲刈り機は無限軌道(履帯、いわゆるキャタピラ)ではなくタイヤなため、田がぬかるんでいるとタイヤが空転して全く進まない。比較的地面が乾いてそうなところから機械で刈り取っていくが、部分的にぬかるんでいるところもあり人力で押してやらないと機械が進まない。
上流側にある耕作放棄地をイノシシが掘り返し、本来の水の流れが変わってしまっていたり、水が溜まっていたりして、予想外のところから水が流れ込んでいるそうだ。雨がやんで数日たっていてもなかなか水が切れないと言っていた。
続きを読む
[田植え用長靴投入] 田植え 2016
今年も田植えの時期がやってきた
去年と違いあいにくと今年は雨。海もまったく見えません
数日前から植え付けをしていたようで到着時点ではすでに機械での植え付けは終了していた。ただ、田植え機がうまく植え付けできなかった株や一株あたりの苗本数が少なかった株があるので、それを目視チェックしながら植え直していく。これがかなりの重労働
1度バランスを崩して尻餅をついてしまった。下着までびしょびしょ。1回ミスしてもいいように着替えを2着用意していたので問題なし。
今年の新兵器 「軽快ソフト みのる君」
去年素足で作業して大変だったので今年は購入してみた。
履いて作業した感じ
メリットとしては
- 素足だと土の固さによる抵抗で足の指が反り返り、そのうち痛くなってくるのですが、田植え用長靴を履くとそれがなくなるので非常に楽
- そのままあぜ道を歩けるので、石や棘のある草(アザミ)を踏んで泣くことがない
一方デメリットとしては
- 泥から足を抜くときは素足よりも抜きにくく、さらに長靴が脱げそうになるので足首をゴムひもで縛る必要がある。(右図参照)
- 素足よりも足跡が大きくなるため植えた稲を荒らさないように注意が必要
あとは気になるのが寿命
材質は裏生地がポリエステル、表ゴムが天然ゴムと表記されています。
天然ゴムは一般的に耐候性が無いので、日光、オゾン、熱などで劣化するらしい
「折れ曲がったりしないように形を維持したまま立てて冷暗所に密封して保存」するのが良さそうなので、くしゃくしゃにした新聞紙を足の太さほどの筒状にまとめて差し込み、さらに新聞紙で靴自体を包んでポリ袋に入れ押し入れに保存することに。
新聞のインク成分が悪影響を及ぼさないか心配だがちゃんと保管して何シーズンかは使っていこうと思う。
中腰で前屈みな体勢のため、夕方頃になるともう腰が限界。翌日朝はベッドから起き上がれないぐらい腹筋と背筋が筋肉痛だった。今年は田植えに備えてウォーキングや峠道往復ハイキングなどで準備してたんですが、使う筋肉が違うのか全然対策になってなかった気がする。
稲刈り
シルバーウィーク期間と翌週の日曜日にかけて、以前田植えした田舎の稲刈りをしてきた。
最近ではコンバインを使って刈り取りと同時に脱穀をして乾燥させるのが主流だが、祖母宅は昔ながらの天日干し。
コンバインだと2,3日で乾燥まで終わってしまうが、はぜ掛けだと脱穀まで最低でも1週間はかかってしまう。
「はぜ」 一般的には稲木というらしいが、刈って束ねた稲を乾燥させるためのもの。細めの竹を3本使い三脚にして並べたものに、長い竹を渡らせてそこに稲を掛ける。
はぜで天日干しした方がおいしいらしく、コンバインで収穫した機械乾燥の物よりも30kgあたり数千円高く売れるようだ。また、コンバインだと刈り取りと同時に稲わらを裁断して田に撒いてしまうが、はぜ掛けだと稲わらが長い状態のままなので、競走馬の寝ワラ用など引き取り手があるようだ。
もちろん全部引き取られるわけではなく、稲わらを裁断して田に撒いて次の年のための栄養分にもする。
はぜ掛けでの天日干しは良い点が多いが、なにせ手間がかかる。
一条刈りのバインダーで刈っていき、刈り終わると竹を組んではぜを作り、稲束を拾っては掛け、拾っては掛け、
何百回もスクワットをしているようなもので、ひざと腰と腕の疲労がすごい。
また、無農薬らしく大中様々な動物がわんさか。今年生まれたっぽい2cmぐらいのイモリや、コガネグモ系のクモやカメムシやバッタ、キリギリスっぽいもの、、、さらに飛んでいる羽虫をとらえに来たトンボも大量に寄ってくる。
ムシが苦手な人には無理な感じ。
掛けて3日ほどお天気が続けば脱穀の作業になるが、休みの日程が合わなそうなので手伝いには行けないかも。
脱穀は作業としてはそこまで重労働ではないので大丈夫だろう・・・。
まったく稲刈り風景の写真がないのは、がっつり体動かしてて休憩中に写真を撮る気力などなかったのだ。